SNSを活用したいがリソースが足りない、効果的な使い方が分からないとお悩みの企業様に便利なのが「SNS運用代行」です。
しかし具体的なサービス内容や料金について、詳しく知らない企業様も多いのではないでしょうか。
今回は具体的な業務内容や料金相場、選ぶ際のポイントを解説します。おすすめのSNS運用代行も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
SNS運用代行とは企業のSNSアカウントで行う写真投稿や、PR広告運用を代わりに外部企業に委託できるサービスのことです。近年ではプロモーションやリサーチを、SNSを利用して行う企業も増えています。
しかし正しい運用ノウハウがないと、SNSを利用しても思うような効果は得られません。そのため、SNSの運用をプロのサービスに委託する企業が増えています。具体的な業務内容やメリットは後述します。
SNSはがむしゃらに商品について投稿しても、期待する効果は得られません。どの商品をどのターゲットにアピールしたいのかを明確にし、それらをアピールするために最適なSNSを選択する必要があります。
例えばTwitterは国内で約4,500万人のアクティブユーザーを持つSNSですが、文章がメインのSNSです。InstagramはTwitterに比べるとユーザー数は劣るものの、画像メインのSNSで購買行動に大きい影響力を持ちます。どちらも人気のSNSなので特徴を理解し、上手く使えれば大きな効果を得られるでしょう。
一方、リスクも考えなければなりません。誤った情報や感情的な投稿をすることにより、企業の悪いイメージが拡散されてしまう危険性もあります。リスクも考えたうえで運用していくことが大切です。
SNS運用代行では主に次のような業務を代行してくれます。
いざSNSを運用しよう思っても、投稿どころかアカウントの設定方法すら分からない場合も多いでしょう。代行ではコンテンツの作成・投稿はもちろん、面倒なアカウント設定や投稿についたコメント対応、適切なSNS広告の出稿もしてくれます。
また利用するサービスによっては、SNS運用結果の報告や、どのように運用を進めていきたいかなどを話し合うミーティングを開催してくれることもあります。代行してほしいけど丸投げは嫌だという企業は、ミーティング対応してくれる代行企業やプランを選ぶとよいでしょう。
SNS運用代行を利用すると、企業にとってさまざまなメリットがあります。ここでは利用することによって得られるメリットを4つに分けて解説します。
SNSを本格的に運用したいと思っても、リソースが確保できないという悩みをもつ企業は多くいます。専門部署があれば良いですが、多くの場合は本業と並行して行なうことが多いでしょう。
しかしそのために本業がおろそかになっては本末転倒です。SNS運用代行を利用すれば、リソース不足の企業もSNS運用が可能になります。本業に集中でき、空いた時間も有効活用できるでしょう。
成果が上がりやすいのもメリットです。SNS運用代行しているのはSNSを知り尽くしたプロなので、自分たちで行うよりも早い成果を挙げられる可能性が高くなります。
またSNSで成果を上げるために大切なことの一つは定期的な投稿です。しかし慣れないと継続して投稿することは難しく、途中で挫折や放置する企業も多くいます。運用代行に任せれば投稿も定期的に行なってくれるので、投稿が続かずに挫折するという心配も不要です。
ネットリテラシーやSNSの知識がないまま運用すると、炎上など思わぬトラブルを招くかもしれません。また、こちらがどんなに健全な投稿をしていても、ネガティブなコメントをつけられてしまうこともあります。これらの監視を常に行うのは大変な労力が必要です。
しかしプロに任せることでそれらのリスクを避け、負担を軽減できるでしょう。炎上を防ぐ投稿をしながらネガティブなコメントも監視してくれるので、SNSに関するリスクを抑えながら運用できます。
SNSの効果を最大限引き出すためには、ただ投稿するだけでは難しいです。投稿してどのような反応が得られたのか、どのタイミングだと反応が良いのかなど分析も必要になってきます。
初心者だとすべてを把握しながら運用するのはハードルが高いでしょう。しかしSNS運用代行に任せれば、プロの目で分析・運用できるのでノウハウがなくても適切なSNS運用が可能になります。
SNS運用代行はメリットがある一方、デメリットもあります。デメリットもしっかりと理解したうえで、利用するか判断しましょう。
詳しい料金相場は後述しますが、SNS運用代行を利用する際には費用がかかります。サービス内容が充実するほど、利用料金は上がります。そのためSNS利用にコストをかけたくないという場合はおすすめしません。
しかし人を雇うよりは大幅にコストダウンできますし、運用の手間や時間を省けます。利用料金を高いと感じるかどうかは、SNS運用に期待する費用対効果や、予算にもよるでしょう。
SNS運用を社外に任せれば、リソース不足でもノウハウがなくてもプロの運用が可能です。しかし社外に任せるということは、社内にノウハウや経験が蓄積されないことを意味します。
自分たちで運用すれば時間や手間はかかりますが、ノウハウも少しずつ蓄積されます。自社独自のノウハウを生み出すこともできるかもしれません。しかし社外に任せっきりでは、いつまでもサービスに頼ることとなり、SNS運用に詳しい人材も育ちません。
今後長くSNS運用を考えているならば、サービスに頼りつつ、将来的には自社で完結できる仕組みを考えていくとよいでしょう。
SNS運用代行は月数万円からのものもあれば、月50万円以上かかるサービスもあります。プランによって料金もサービス内容も異なるので、自社の予算や目的に合うサービスを選びましょう。
SNS運用代行が初めてで、どのようなものか体験したいという場合は、月額10万円以下のサービスから始めるのがおすすめです。
SNSの基本作業である記事作成や投稿などをしてくれるので、コストを抑えながらSNSをスタートさせられます。本格的に運用したいと感じたら、さらに上のプランを検討するとよいでしょう。
月額20万円~30万円になると、記事の作成や投稿に加えてコメント対応や、悪質ユーザーの監視などをしてくれます。
サービスによっては投稿結果などのレポート提出や、見つけた課題への改善点を提案してくれることもあります。
SNSに関する幅広い業務を代行してくれるので、月額10万円のサービスに比べてより早い成果を実感できるでしょう。
広告の運用や分析を含め、本格的に運用してほしいという場合は月額50万円以上が相場です。費用は高額ですが、その分サポートも手厚いものとなります。
SNSを利用して早く大きく利益を伸ばしていきたいと考えている場合は、トータルサポートしてくれるプランを選ぶとよいでしょう。
SNSを利用する企業が増えるに伴い、SNS運用代行サービスを提供する企業も増えてきました。利用を検討しているけれど、どのサービスを選べば良いのか分からないという方もいると思います。ここでは選ぶポイントを解説するので、参考にしてください。
予算は重要なポイントです。料金プランが毎月の予算内に収まるかをしっかり確認しましょう。高いプランであればサービスも充実しますが、運用目的によっては不要なサービスもあります。必要としているサービス内容と、料金のバランスを考えて決めましょう。
先ほど料金相場を解説しましたが、各種プランの業務内容と利用料金が適正かどうかもしっかりと見極めることが大切です。追加料金などがかからないか、相場より高額でないかなどしっかりと確認しましょう。
プラン内の業務内容もチェックしましょう。SNSを運用する目的や目指す成果はどのくらいなのか、そのためにどのような支援が必要なのかをリスト化してみてください。
リスト化すれば、どのプランを使うべきなのか明確になるはずです。安いだけで契約してしまうと「してほしい業務が対応外だった」ということになりかねません。検討しているプランに希望する業務が含まれているかしっかりと確認しましょう。
サービスによって得意な業種やSNSが異なる場合があります。予算と業務内容と合わせて、実績も確認しましょう。次の項目をチェックすることをおすすめします。
成果を出している代行企業は、企業の実名を公開して実績を載せていることもあります。有名企業の実績が載っていれば、実際にどのような実績を出しているのかSNSを確認してみるのもよいかもしれません。
目的に対する実績の管理方法や、目的に対する効果を測る基準が明確かどうかも大切です。ただ記事を作って投稿するだけでは、自分たちで行なっても大きな差はありません。
本格的なSNS運用を考えている場合、目標を明確にし、達成に向けて運用してくれる代行企業を選ぶ必要があります。
例えば「自社ホームページにSNSからの流入を25%増やす」や「フォロワーを1年間で5倍に増やす」などです。このようにしっかりと目標を設定して運用してくれる代行企業であれば、安心して任せられるでしょう。
ここではおすすめのSNS運用代行を6つ紹介します。それぞれに特徴があるので、自社に合うサービス選びの参考にしてください。
SNS専門のサービス企業で、TwitterやInstagram、Facebook、LINEなど主要なSNSへの対応が可能です。累計1,000以上の支援実績を持ち、有名企業も多くサポートしています。
料金は毎月のサポート料金に加え初期コンサル料がかかります。決まったプランはなく、見積もりが必要です。業務内容を自社に合わせて組み合わせられるので、余計な出費がかかるリスクを減らせるでしょう。
SNS運用の他にもホームページ制作やWeb広告などもサポートする企業です。幅広いノウハウを活かしたSNS広告運用の提案や、インフルエンサーマーケティングなども行なっています。
こちらも決まったプランはなく、希望業務にそって見積もりを依頼する方式となっています。
Instagram、Twitter、YouTubeに対応しており、社内研修の講師は現役YouTuberです。1年半で大手アパレルブランドのTwitterフォロワーを10万人以上に増加するなど、確かな実績もあります。
料金は5万円と15万円のプランがあり、本格的な運用希望の場合はオプション料金を支払うことで対応可能です。
SAIGATEではInstagramの運用代行サービスを提供しているクリエイティブ企業です。SNS運用のポイントを知り尽くしたプロたちが、ターゲット設定から運用・報告までをワンストップで行なってくれます。
料金は初期費用3万円に加え、週の投稿回数で料金が決まります。2回であれば10万円、40回は20万円、6回は30万円とシンプルな料金体系です。
日本での主要SNSに加え、中国の有名SNS「微博(ウェイボー)」にも対応している珍しい代行企業です。複数のアカウントを一括で運用支援してくれるのが特徴で、大手企業の導入事例も多くあります。
各SNSや投稿分析、海外動向などそれぞれのプロが共有して成果の出る運用を目指しています。初期費用やプランは見積もりが必要です。
日本の主要SNSを取り扱っており、企画から分析までトータルでサポートを行なっています。
運用を丸ごと代行するプランもありますが、自社で運用をしたい企業向けのコンサルプランもあります。サポートしてもらいながら学びと実践を繰り返し、将来的に自社で完結したい場合はコンサルプランがおすすめです。
料金は運用代行の場合、Twitterは月額110,000円から、Instagramは月額220,000円からとなっています。
SNS運用代行のメリットや、選ぶポイントを解説しました。SNS運用代行のサービスプランはさまざまあり、対応する業務もそれによって異なります。
ポイントは「同業種の実績があるか」「効果を測る基準が明確か」「具体的な手法を持っているか」「費用と内容が適正か」です。
契約後に後悔のないよう、目的や役割を明確化し、しっかりと調べたうえで自社に合うSNS運用代行企業を選びましょう。
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