「センシーズ」でのスケジュール管理の特徴を解説!
営業職の一日のスケジュールはとてもハードです。
顧客への訪問、メールや電話での顧客対応、提案資料作成、チームミーティング、営業部門会議。一日のうちにさまざまな予定が入る営業職は、スケジュール管理を徹底していないとダブルブッキングやミスにつながってしまいます。
そんなミスを回避するためにも、営業職には営業活動や顧客情報と紐づけてスケジュール管理ができるSFA(営業支援システム)を活用するのがおすすめです。
今回は、営業現場での使いやすさにこだわったUI/UXが評判のSFA「Senses(センシーズ)」を使った営業スケジュール管理を解説します。
センシーズとは?
まずは、CRM/SFAであるセンシーズがどのようなツールなのかご紹介します。
センシーズの概要
営業活動をサポートする営業支援ツールであるセンシーズは、2020年5月現在、1,300社に導入されています。
日本企業が開発・提供している純国産SFAのため、日本企業の使いやすさに特化していることが特長です。シンプルなインターフェースと直感的な操作性で、営業現場での使いやすさにこだわっています。
「せっかく導入したのに定着しなかった」という失敗を防ぐため、運用支援のコンサルティングもあります。
センシーズの料金
センシーズには初期費用がなく、一ヵ月ごとのライセンス費用を支払うサブスクリプションモデルのSFAです。
・Starterプラン:月額2.5万円から(5ユーザーを含む)
・Growthプラン:月額10万円から(10ユーザーを含む)
・Enterpriseプラン:お問い合わせ
Starterプランだと一人あたり月額5千円で利用できますが、使える機能が制限されるため、ほとんどの企業は柔軟性の高いGrowthプランを利用しているようです。
センシーズの提供会社
センシーズを提供しているのは株式会社マツリカです。2015年に設立し、東京都品川区に本社を構えています。
センシーズの機能
営業組織での利用に最適なセンシーズは、営業活動を効率的に進めることができる機能が搭載されています。
営業管理機能
SFAであるセンシーズですので営業活動の管理がメインの機能となっています。
案件ボードでは営業プロセスごとに営業案件を可視化でき、進捗が把握できるよう止まっている案件にはアラートが表示されます。訪問やメールなどの営業アクションは時系列で蓄積され、過去の類似案件からAIがベストプラクティスを提案してくれる機能も搭載。
分析レポート機能
蓄積されたデータはレポートとして自動出力することが可能。
売上予測レポート、ファネル分析レポート、アクション分析レポート、予実管理レポートなど、営業活動のPDCAを回すために必要なデータがレポーティングされます。
外部サービスとの連携
センシーズは外部サービスと連携することで、更に使いやすさがアップします。
GmailやOffice365と連携するとメールの内容が自動でセンシーズ内に登録されます。
SlackやChatworkと連携すると更新した案件情報が自動で通知されたり、名刺管理ツールSansanと連携すると名刺情報がセンシーズ内の取引先情報に同期されるため、入力や報告の手間がかからず効率化につながります。
また、MAツール「Marketo(マルケト)」と連携することでマーケティング部門と営業部門の連携もスムーズになるでしょう。
センシーズでスケジュール管理するメリット
営業活動をサポートするセンシーズでスケジュール管理をすることで、どのようなメリットが得られるのかをご紹介します。
営業案件に関する情報を一元管理できる
営業案件に関わる情報が、Excelファイル、紙の資料、名刺、スケジュールアプリなどに点在してしまっていると管理しきれません。
センシーズはそんなバラバラになっている営業データを一元管理することができるため、確認や入力にも工数をかけることなく管理することができるのです。
営業案件を直感的に確認できる
入力した営業案件は、カード形式で案件ボードに蓄積されていきます。
営業プロセスごとに案件カードを配置することができるため、進捗状況が直感的に確認することができます。
他サービスとの連携で入力作業を省略
センシーズ以外のサービスとも連携することができるため、一つのツールに情報を入力するだけで自動的にもう一方のツールにも情報が同期されます。
二重管理や二重入力がなくなるので、ミス防止やリソース削減に効果的です。
登録されている取引先情報を自動取得
取引先の企業名を入力するだけで、住所や電話番号などの企業概要だけでなく、プレスリリースや財務情報などの外部情報を自動取得できます。
取引先について逐一調べなくてもセンシーズさえ確認すれば取引先について理解できるため、営業の事前準備にも困りません。
さまざまなデバイスで利用可能
パソコン、タブレット、スマートフォンといったマルチデバイスで利用可能なセンシーズ。
移動中や外出先、出張先や自宅でも営業情報を確認できるため、時間を有効に活用しながら仕事を進めることができます。
センシーズを利用する際の注意点
メリットがある一方で、センシーズを利用する上での注意点もあります。
注意点も理解して導入を検討しましょう。
無料では利用できない
センシーズは無料プランがないため、毎月のランニングコストが発生します。
また、一番リーズナブルなStarterプランではユーザー数が5名となるため、5名以下で利用したい場合は割高に感じてしまうかもしれません。
他の有料ツールと比較して機能面で劣ると感じる可能性がある
使いやすいUI/UXにこだわり抜いているので営業現場での早めの運用定着が期待できますが、シンプルすぎるために機能面に不足さを感じる人も多いようです。
複雑な営業分析や細かいレポーティングを望んでいる人にとっては、他の有料ツールと比較すると劣っていると感じてしまう可能性があります。
カスタマイズ性に乏しい
センシーズはシンプルさが特長のSFAのため、高度なカスタマイズには対応していません。
自社にとって必要な機能をカスタマイズしたSFAを使いたい企業には、カスタマイズの自由度がそれほど高くないと感じてしまうでしょう。
センシーズと一緒に使うとおすすめのツール
豊富な外部ツールと連携することができるセンシーズ。
連携におすすめのツールを三つご紹介します。
Googleカレンダー
Googleカレンダーで営業のスケジュールを管理している人は、センシーズと連携することで利便性がアップします。
センシーズに訪問のスケジュールを“アクション”として登録する際に「カレンダーに登録する」にチェックを入れるだけでGoogleカレンダーに自動で同期されます。
一方、Googleカレンダーにスケジュールを登録すると自動でセンシーズのアクションとしても登録されるため、二重入力の必要がありません。
チャットワーク
センシーズ内の営業案件が更新されると、自動でチャットワーク(Chatwork)へと更新内容が通知されます。
リアルタイムで営業の進捗を確認できるため、他のメンバーの案件を把握したり、部下の案件を管理したりするのに役立ちます。
スラック
チャットワーク同様、スラック(Slack)にも営業案件の更新情報をリアルタイムで通知することが可能です。
マネージャーへ日報を提出したり電話で報告したりする必要がなくなり、報連相の時短につながるでしょう。
まとめ
CRM/SFAであるセンシーズ(Senses)を活用することで、営業活動に関わる大量の情報や数値データと紐づけながらスケジュールを管理することができます。
一人で多くの顧客や案件を抱えて毎日さまざまなスケジュールをこなす営業職にとって、センシーズは業務効率化やミス防止などに効果的なツールです。
一つのミスが顧客の信用にも関わる営業職だからこそ、スケジュール管理を徹底して営業活動を進めていきましょう。