「Holmes(ホームズクラウド)」にデメリットはあるの?
電子契約の導入を検討している場合、どのようなところに注目する必要があるのでしょうか。コストパフォーマンス、手厚いサポート、強固なセキュリティ体制など、ポイントはさまざまでしょう。
今回ご紹介する「Holmes(ホームズクラウド)」は、万全のサポートに定評がある電子契約サービスです。
サポートは他社でも付いているものですが、Holmesのサポートは「わからない時は教える」という姿勢ではありません。導入によって生じてくるであろう「壁」をあらかじめ除くサポートまであるのです。
初めての導入で不安になっている方には、心強いものになるかもしれません。
Holmesとは?
契約書を紙でやりとりする場合、作成、承認、郵送、返送などで1週間程度はかかるのではないでしょうか。その契約の専門性が高く複雑なものである場合や、承認者の人数が多い場合は更に時間もかかるでしょう。
そこで近年、多くの企業が導入しているのが「電子契約」です。Holmesは契約書を電子化し、契約書作成から保管までを一元管理できるサービスを提供しています。
Holmesの概要
契約書の作成から締結までをわずかな時間で済ますことができて、締結後の書類もクラウド上で保管することができます。
契約相手が複数の場合でもスムーズに契約書を交わすことができるのが、Holmesの魅力です。また、契約書検索のしやすさにも定評があります。
Holmesの料金
料金プランはお問い合わせが必要になります。事業の規模に合わせた最適なプランが提案されるスタイルです。基本的な料金をご紹介します。
「プラン10」 月額81,800円(税別)
・従業員が1〜15名が対象
・10アカウントまで利用可能
・11アカウント以降は、+5,000円/アカウント
「プラン25」 月額204,500円(税別)
・従業員が16〜50名が対象
・25アカウントまで利用可能
・26アカウント以降は、+3,000円/アカウント
「プラン50」 月額409,000円(税別)
・従業員が51〜100名が対象
・50アカウントまで利用可能
・51アカウント以降は、+2,000円/アカウント
Holmesの提供会社
「Holmes」は株式会社Holmesが提供するサービスです。
創業者は以前に弁護士をしており「世の中から紛争を無くすためにはどうすれば良いか」について考えた結果、「最適な権利実現・最適な義務履行が自然と実現できる仕組みを作る」という答えにたどり着き、現在のサービスを実現しています。
Holmesの特徴やメリット
Holmesの電子契約サービスを取り入れることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
契約締結や保管などの基本的なサービス以外の特徴もご紹介します。
複雑な契約を一元管理できる
契約書の作成、承認、締結、管理まで、全てをマネジメントしてくれます。
また、専門分野の弁護士が作成したテンプレートが300種類以上用意されているので、どんな分野の契約書も時間をかけずに正確に作成することができます。
契約のステータスを正しく把握できる
契約が同時に多数進行するような場合には、各契約のステータスを正しく把握することが必要になります。
Holmesは、どの担当を誰がしていてどんな状況かを可視化することができるので、滞ることなくスムーズに進めることが可能です。
部署間の連携がスムーズになる
契約は単独の部署が関わるだけでなく、法務部、審査部、事業部など、複数の部署が関わってきます。
Holmesは契約プロセスを構築し業務をマネジメントできます。契約に関する業務内容も明確になるので、部署が異なる場合でもスムーズに連携することができます
さまざまな企業が導入している
どのような企業であっても、規模に合った適切なプランを提案してくれるので、さまざまな企業が導入しています。
経営管理の「脱属人化」を進めている企業にとって、Holmesは必要なサービスの全てを兼ね備えた心強い存在とも言えます。
導入前後の充実したサポート
導入時だけでなく、Holmesは導入前から充実したサポートを用意しています。サポートするのは法律に詳しい弁護士を中心としたメンバーなので心強いです。
導入後は、企業に合わせた活用方法を提案してくれます。また、現在抱えている課題の特定や、解決方法までのサポート、ツールの活用方法をレクチャーする「社員トレーニング」もあります。気軽に聞けるチャットでのサポートも行っています。
導入後すぐに利用できる
クラウド上のサービスなので、Holmesを導入後はすぐに利用することができます。
スムーズな導入とスムーズな活用のためのサポートが充実しているので「たくさんの機能を使いこなせなくて」という、導入初期の慣れないが故のスピードダウンも避けることができます。
Holmesのデメリットや注意点
現在、導入を電子契約の導入を検討している段階なのであれば、この時点でサービスのメリットだけでなく、デメリットも把握しておくことは大切です。
デメリットが自社にとって特に問題ないようであれば、導入をより前向きに考えることができますし、問題点が見つかった場合、それをどのように対処するかの対策を考えることができます。
無料プランがない
Holmesには無料プランがありません。サービスの一部を利用できるというシステムではなく、初めから万全のサービスを提供するからだと考えられます。
個人事業主などの従業員や契約数が多くない事業者の場合は導入を躊躇ってしまうかもしれません。
無料トライアル期間がない
Holmesは無料トライアル期間がないので「ちょっと試してみて使い勝手をみたい」ということができません。
Holmesの手厚いサポートは、お試しでちょっと体験するくらいではそのメリットを体感することができないからだと考えられます。
電子契約サービス以外が不要な場合は割高
企業全体の契約書のペーパーレスと一元管理がサービスの目的なので、充実した機能を満載された状態でのプランになります。
一部の機能のみを利用したいという場合であれば、最低限の機能のみで組まれたプランに、オプションを付けるシステムの他社を探す方が賢明でしょう。
契約書を交わす双方がホームズクラウドを導入する必要がある
Holmesは契約書を相手と交わす際に「メール」、「URL」を使い電子契約書として送る以外に「紙」の契約書を作成することもできます。
相手の要望に合わせて柔軟に締結方法を選択できますが、電子契約の場合であれば、相手側もHolmesへのログインが必要になります。
総合的な評価は悪くない
専門的な契約書でも多くのテンプレートが用意されており、業務が楽になったという声はユーザーに多く聞かれます。
料金面が明確に表示されていないという箇所を除けば、サービス内容は申し分ないようです。
Holmesの他におすすめする電子契約サービス3選
Holmesの他にも電子契約サービスは多数存在します。大切なのは「そのサービスが自社に合っているか」ということですから、他社との比較も重要です。
おすすめの電子契約サービス3選をご紹介します。
DocuSign
電子契約の世界最大手のサービスです。現在80カ国以上で50万社以上の企業で導入されています。海外企業との契約が多い場合には、相手側も利用している可能性が高いのでおすすめです。
海外向けのサービスも充実しているとなると、国内の契約事情はあまり考慮されないようなイメージがありますが「ハンコでの押印」や「相手側のログイン不要」など、日本の契約事情も反映されています。
CONTRACTHUB
「オーダーメイド型の電子契約サービス」が特徴です。契約相手のニーズに合わせてカスタマイズすることができます。相手に合わせて柔軟な対応ができるので、契約につながりやすいと評判です。国内では大手企業が多数導入しています。
プランは少なめですが、カバーできる機能が広いので莫大な数の契約を交わす企業にとっては、時間とコスト削減に最適です。
BtoBプラットフォーム
低料金で充実したサービスを利用することができるのが「BtoBプラットホーム」です。契約書だけでなく、請求書、見積書、受発注、規格書、商談の機能まで搭載しています。業界では唯一、見積から請求までのペーパーレスを実現しています。
無料の「フリープラン」もあり、全体的にかかる費用が低いので、どのような規模の企業にも取り入れやすいところが特徴です。
まとめ
「細かくプラン内容を選択するより、必要なものがまとまっているプランがありがたい」という方や「初めての導入なのでサポートが重要」という方には最適なHolmes。
電子契約の導入を検討しているのであれば、問い合わせてみる価値はあります。自社の規模やスタイルに合った最適なサービスを探したいですね。